初めての方へ
TEL

Blog記事一覧 > 9月, 2025 | 那珂市・ひたちなか市・水戸市 さとう接骨院の記事一覧

更年期障害と体の不調(自律神経との関連)

2025.09.15 | Category: 自律神経

このようなことでお悩みではありませんか?

  • 最近、突然カッと暑くなる(ほてり・のぼせ)が増えた
  • 肩こりや首こり、背中の張りが取れない/朝起きても体が重い
  • 動悸や息切れ、めまい、だるさが続き生活に支障が出てきた
  • 関節のこわばり(手指・膝・股関節など)や筋肉痛が増えた
  • 寝つきが悪い、途中で何度も目が覚めて翌朝まで疲れが残る
  • 手足の冷えと汗ばみ(冷えのぼせ)を繰り返す
  • 家事や仕事の作業姿勢で、腰痛・背部痛が悪化しやすい

上記に当てはまる方は、更年期にともなう自律神経の乱れが、体のあちこちの不調を引き起こしている可能性があります。那珂市のさとう接骨院では、からだの構造(骨格・筋・関節)と機能(呼吸・循環・体温調節)の観点から、更年期の“身体面”のつらさに特化した施術と生活アドバイスを行っています。



更年期障害とは

更年期障害とは、一般に40代後半〜50代前半にかけて卵巣機能が徐々に低下し、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が変動・減少していく過程で現れるさまざまな不調の総称です。閉経の前後約10年間を「更年期」と呼び、体温調節・血管反応・筋骨格系・代謝など、身体の幅広いシステムに影響が及びます。

ポイントは、単一の部位や一種類の痛みではなく、複数の症状が波のように入れ替わりながら現れることです。例えば、昨日は肩こりが強かったのに今日は膝のこわばりが気になる、といった日内・日間変動が起こりやすいのが特徴です。
また、従来のマッサージでは一時的に軽くなっても、体温調節や循環、呼吸のパターンが乱れたままだと再燃しやすく、慢性化・再発化の要因になります。

更年期障害と体の不調(自律神経との関連)

エストロゲンは、骨や血管、筋組織、皮膚コラーゲンなどに幅広く関与しています。加えて、自律神経系(交感神経・副交感神経)の働きと密接に関係し、体温・発汗・心拍・血管の収縮や拡張に影響します。ホルモン分泌が変動・低下すると、自律神経の調節中枢(視床下部など)の「基準点」がぶれやすくなり、以下のような身体症状につながります。

 ◆体温調節の乱れ:のぼせ・ほてり・発汗(ホットフラッシュ)、冷えのぼせ
 ◆循環の変動:動悸、立ちくらみ、末梢の冷え、むくみ
 ◆筋骨格系の不快感:首肩こり、背部痛、腰痛、関節のこわばり・痛み
 ◆睡眠の質低下:入眠困難・中途覚醒による疲労残存
 ◆消化機能の変動:胃腸の張り・便通リズムの乱れ(※身体反応としての表現)

重要なのは、これらがバラバラに起きているのではなく、ひとつの“調節システムの乱れ”として連鎖している点です。たとえば、呼吸が浅くなる→胸郭の可動性が低下→交感神経が優位になりがち→筋の緊張が抜けにくい→肩こり・頭重感が持続、といった具合に姿勢・呼吸・循環が互いに影響しあいます。
したがって、局所の筋だけを揉むよりも、自律神経の働きをサポートする“身体条件”を整える(胸郭の拡がり、横隔膜の働き、頸椎〜肋椎関節のスムーズさ、骨盤の安定性など)ことが、更年期世代の不調改善の近道になります。

更年期障害の原因・症状(“身体面”の見立て)

当院では更年期世代のからだを、以下の観点から丁寧に評価します。

>主な身体要因の例

 ◆胸郭の硬さ(特に第1〜3肋骨・胸椎上部・胸鎖関節の可動低下)
 ◆頸胸移行部(C7〜T1周辺)の過緊張と神経‐血管系の窮屈さ
 ◆横隔膜の機能低下に伴う“浅い呼吸パターン”
 ◆骨盤帯の不安定性(股関節・仙腸関節の協調低下)
 ◆足部アーチの崩れによる立位・歩行時の負担集中
 ◆温度刺激(冷房・外気温差)への過敏化に伴う末梢循環の乱れ

>よくみられる身体症状

 ◆のぼせ・ほてり、発汗過多/手足の冷え、むくみ
 ◆首肩こり、背中の張り、頭重感、腰痛
 ◆手指や膝のこわばり、関節のひっかかり感
 ◆動悸、息切れ、立ちくらみ(検査で異常がなく反復するもの)
 ◆寝つきの悪さ・中途覚醒、朝のだるさ
 ◆胃腸の張りや食欲のむら(身体反応として)

>悪化させやすい生活パターン

 ◆長時間の同一姿勢(デスクワーク・スマホの前屈み姿勢)
 ◆冷暖房環境の急激な温度差/薄着・厚着のアンバランス
 ◆呼吸が浅くなる習慣(浅い胸式呼吸)
 ◆運動不足による末梢循環と筋ポンプ機能の低下
 ◆カフェイン・夕方以降の刺激物の摂り過ぎ(睡眠の質低下に直結)

更年期の不調への施術(那珂市・さとう接骨院)

那珂市のさとう接骨院では、更年期世代の方の身体面の不調に対して、自律神経の働きをサポートするコンディションづくりを目的に、次のような流れでアプローチします。私は院長として、根拠と再現性を重視し、一人ひとりのからだに合わせて強さ・時間・順序を調整します。

1)評価(初回)

 ◆生活・仕事・家事動線の聞き取り(悪化しやすい姿勢・時間帯を特定)
 ◆体温・脈・呼吸パターンの観察、胸郭・頸胸移行部・骨盤帯の可動検査
 ◆立位→座位→仰臥位での姿勢連鎖(どこで緊張が高まるか)を確認

2)手技中心の整え(痛みの少ない調整)

 ◆胸郭・肋椎のモビライゼーション:上部肋骨の可動を出し、呼吸の“上下動”を取り戻す

 ◆横隔膜アプローチ:腹側・側腹の軟部組織リリースで、吸気・呼気の切り替えをスムーズに

 ◆頸胸移行部の調整:神経‐血管通路の窮屈さを軽減し、首肩のこりと頭重感を和らげる

 ◆骨盤帯の安定化:股関節周囲(中殿筋・腸腰筋)と骨盤底の協調を促し、立位・歩行の負担を分散

 ◆必要に応じて温熱・微弱電流等を併用し、循環と回復を後押し

3)セルフケア指導(“心のケア”は含めず、身体に特化)

 ◆呼吸ドリル(1〜2分×数回/日)
・鼻から吸って肋骨を“横と後ろ”に膨らませ、口すぼめでゆっくり吐く
・吐く息を長めにして、胸郭の弾力を回復

 ◆温度コントロール
・首・手首・足首の保温と、汗ばみ時の速乾インナー活用

 ◆肩甲帯リセット(30秒×数回/日)
・肩をやや後下方に引き、鎖骨の“前向き”を意識

 ◆骨盤リズムウォーク
・歩幅を小さめにし、踵→母趾球の体重移動で股関節をスムーズに

 ◆就寝前のルーティン(身体面)
・ぬるめの入浴で末梢循環を上げ、就寝30分前に軽い胸郭ストレッチ

4)通院の目安と再発予防

◆初期(1〜3週):週1〜2回、胸郭・頸胸・骨盤の“基礎可動”と呼吸の切り替えを重点化

◆安定期(4〜8週):週1回ペースで、立位・歩行の姿勢連鎖を最適化

◆維持期:2〜4週に1回、季節や室温の変化に合わせた温度・姿勢マネジメントをリセット
 ※症状の強さ・生活環境・既往歴により個別調整します。

那珂市で更年期の“身体のつらさ”にお困りなら

さとう接骨院は、那珂市で日常生活を前向きに送りたい皆さまのために、からだの仕組みに基づいた施術と、続けやすいセルフケアを組み合わせてご提案します。
肩こり・腰痛・ほてり・だるさ・関節のこわばりなど、自律神経の乱れに起因する身体症状は、適切な評価と調整で変化が見えます。お一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

最後に:

更年期障害は、ホルモン変動にともない自律神経の調整がぶれやすくなることで、体温・循環・呼吸・筋骨格系に連鎖的な不調が生じます。局所の筋を揉むだけでは再発しやすいため、胸郭・頸胸移行部・横隔膜・骨盤帯など“身体の要”を整え、呼吸と姿勢の連携を取り戻すことが重要です。
那珂市のさとう接骨院では、痛みの少ない手技を中心に、温度・姿勢・呼吸を味方につける実践的なセルフケアまで一貫してサポートします。身体面に特化したアプローチで、日々の動作がラクになるからだづくりを一緒に進めていきましょう。

変形性膝関節症の初期症状と対策

2025.09.01 | Category: 変形性膝関節症

このようなことでお悩みではありませんか?

  • 膝を曲げたり伸ばしたりすると違和感がある
  • 階段の上り下りで膝に痛みを感じる
  • 朝起きたときに膝がこわばって動かしにくい
  • 正座やしゃがむ動作がつらい
  • 膝が「ギシギシ」鳴る感じがある
  • 膝に腫れや熱感がある日が増えてきた

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ひたちなか市・那珂市・水戸市のさとう接骨院へぜひご相談ください。
初期の段階で適切な対応を行うことで、変形性膝関節症の進行を遅らせ、日常生活の質を維持することが可能です。



変形性膝関節症の初期症状とは?

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることによって、関節の隙間が狭まり、骨同士が直接こすれ合って炎症や変形を起こす疾患です。特に中高年の女性に多く見られ、加齢や生活習慣が関与しています。

初期症状には以下のような特徴があります:

◆動作の開始時の痛み(スタート痛):歩き始めや立ち上がり時に膝が痛むが、しばらく動いていると軽減する。
◆違和感・こわばり感:朝や長時間座った後など、関節がこわばって動かしにくい。
◆軽度の腫れ:膝が少し腫れているが、明らかな熱や激痛はない。
◆関節音:動かすと「ギシギシ」「ゴリゴリ」といった音がする。

このような症状は、「年齢のせい」として見過ごされがちですが、早期対応が非常に重要です。膝の違和感や痛みが軽いうちに適切な施術を受けることで、進行を抑制できます。

原因

変形性膝関節症の原因はさまざまですが、以下の要因が複合的に関わっています。

<主な原因>
◆加齢による関節軟骨の摩耗
 → 年齢とともに関節軟骨の弾力や厚みが失われ、摩耗しやすくなります。

◆体重の増加(肥満)
 → 膝関節には体重の約3~5倍の負荷がかかるといわれており、肥満はリスクを高めます。

◆筋力低下や運動不足
 → 特に太ももの筋肉(大腿四頭筋)が弱くなると、膝関節の安定性が低下します。

◆O脚・X脚などの関節アライメント異常
 → 足の軸が崩れることで膝にかかる負荷が偏り、特定の部位の軟骨が擦り減ります。

◆過去のケガや膝の酷使
 → スポーツや重労働による繰り返しの負荷、または半月板損傷などの外傷歴。

ひたちなか市・那珂市・水戸市にお住まいの方でも、日常生活やお仕事の中で無意識に膝に負担をかけている方は多くいらっしゃいます。早期の見極めと予防が大切です。

対策

初期の段階であれば、生活習慣の見直しや適切な施術によって、症状の進行を食い止めることが可能です。以下に主な対策をご紹介します。

<自宅でできる対策>
◆体重管理
 → 体重を5kg減らすだけでも、膝への負担は大幅に減ります。

◆膝に優しい運動
 → プールでのウォーキングやストレッチ、太ももの筋トレ(膝を伸ばす運動)など。

◆正しい姿勢・歩き方の習得
 → O脚やX脚がある方は、重心のかけ方を見直すことで膝への負担を軽減できます。

◆冷えや湿気の対策
 → 膝を冷やさないようにし、特に冬場はレッグウォーマーなどで保温を心がけましょう。

さとう接骨院での施術内容

ひたちなか市・那珂市・水戸市の患者様には、以下のような施術を組み合わせて根本的な改善を図っています。

◆手技療法(マッサージ・関節調整)
 → 膝周囲の筋肉をほぐし、関節の可動域を広げます。

◆電気療法・温熱療法
 → 痛みの緩和や血流の改善に効果的です。

◆姿勢矯正・骨盤調整
 → 身体全体のバランスを整えることで、膝への局所的な負担を軽減します。

◆運動指導・セルフケアアドバイス
 → 自宅でできる簡単なストレッチや筋トレをお伝えします。

症状の進行度や生活習慣に応じて、オーダーメイドの施術プランをご提案しております。

最後に

変形性膝関節症は、初期症状を見逃さず、早めに対処することが非常に大切です。
「少し違和感があるだけだから」と我慢を続けてしまうと、軟骨の損傷が進み、手術が必要になることもあります。

 ・朝のこわばりや違和感がある方
 ・階段や歩行時に膝が気になる方
 ・運動不足や加齢で膝の不安を感じている方

このようなお悩みがあれば、ひたちなか市・那珂市・水戸市で多くの実績を持つ「さとう接骨院」までお気軽にご相談ください。
早期に専門的なケアを受けることで、日常生活を快適に過ごすサポートをいたします。